コロナウイルス感染からの回復について
新型コロナウイルスに感染しましたことにより、多くの皆様にはご心配、ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございません。
お陰様を持ちまして、何とか無事退院することができました。
医療従事者の皆様方には、本当に大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。
今後はさらに身を律して参りたいと存じます。
さて、コロナウイルス感染については、日々の生活で見聞きすることと、実際に感染したことの間には大きな落差を感じたのも事実です。
テレビや新聞では感染者の増加については大きく語られ、只々不安が増す一方ですが、では感染した後どうすればいいのかがあまり知らされず、症状の進行や、仕事や学校等はどうなるのかについては寡聞にして存じないということもあり、私個人のひとつの体験談とはなりますが、感染から退院までについてまとめてみました。
皆様のご参考になりましたら幸甚に存じます。
2020年12月1日
玉川英樹
感染から退院まで
- 11月14日
- 37.4度の発熱あり。
- 11月15日
- 微熱が続いていました。
- 11月16日
- 朝から保健所に連絡し、PCR検査を希望しました。
「濃厚接触者がいないと受検できない」とのお返事でした。
これは濃厚接触者の判定が、発症から遡って2日前までが基準となっており、混乱を防ぐ理由もあって誰でもが検査を受けられないようになっているからです。
3つの密が重なる状態にあると、濃厚接触の疑いが高まるとのことです。
市内の知人が発症されたことを聞き、その方と同じ場所に居た事を保健所に伝えてご判断頂き、この日午後からPCR検査を受けることになりました。 - 11月17日
- PCR検査の結果、判定は陽性でした。
保健所の指示で18日からの隔離入院と決まりました。 - 11月18日
- 隔離のため高砂市民病院に向かいました。
まず血液検査とCT検査を受けました。
若干肺に曇りが認められましたが、軽症の方とのことでした。
その後治療なしの経過観察で、体温と酸素濃度、倦怠感等の確認が1日に3回ありました。
味覚は正常でしたが、嗅覚が効かなくなっていました。 - 11月19日
- 微熱が続いていました。
- 11月23日
- 熱が下がり、徐々に嗅覚も復活してきました。
- 11月24日
- 発症から基本10日間隔離が定められており、熱も下がっていることから無事退院となりました。
その他の注意点
下記はあくまで私が入院した病院でのことになりますので、他院では異なることをご承知おき下さい。
- 入院中は、隔離状態ですので室外には一歩も出られません。
- 差し入れ等は、時間指定でして頂けました。
- 病院食は味が薄めなので、どうしてもという方は調味料を差し入れてもらって使うことはできます。
- 間食を摂ることができました。
- 洗濯をして頂けましたので、着替えは少な目でも大丈夫です。
- 携帯電話やパソコン等の電子機器の持ち込みが可能でした。
- Wi-Fiも完備でしたので、ネットを閲覧することも可能でした。
- 基本的に公費で賄ってもらえますが、検査費用の一部や、テレビカード、洗濯等は個人負担でした。
- もっと軽症な方や無症状の方は、ビジネスホテル等での隔離になります。
前掲6番及び7番のことから、電話連絡やネットを使ったり、パソコンで資料を作成したりできる環境にありました。リモートワークや、教育機関のリモート講義を受けるといった面を考えると、大変恵まれていたと思います。